ホーム > 信州渋温泉の魅力|街の魅力

現代では再現不可能。レトロな街並で時間旅行を楽しむ

格子窓、土壁、頭上に張り出す渡り廊下の欄干。そして人がすれ違うのもやっとという細い路地……1300年前の開湯以来、湯治場や草津街道の宿場街として長い歴史を重ねてきた渋。山深い温泉は幾度も土砂災害や火事に見舞われながら再興し、少しずつ広がって今の街の形を造りあげました。大正から昭和初期に建てられ、増築と改築を繰り返した複雑な木造建築が多数残る独特の景観が、訪れる人を時間旅行にいざないます。

渋は温泉街がひとつの旅館。街歩きをアトラクションのように楽しむ

渋では昔から、訪れる人を街全体でもてなす気風があります。宿でのんびりするのもよいものですが、石畳の小道を散策すれば、そこかしこに楽しい発見がいっぱい。昔懐かしい射的場に、無料で遊べる卓球場。折り紙や地元の民話を集めた紙芝居、怪獣ソフビ人形のコレクションなど、街の人々が運営する遊び心にあふれたギャラリーもあって、路地を曲がるたびに素敵な出会いが待っています。街のあちこちにいる渋温泉の人気マスコット「しぶざるくん」探しもオススメ。

「いとをかし箱」で思い思いにお土産集め。渋温泉九糖めぐり

渋は小さな街ですが、お土産やお菓子の店がたくさんあります。なかでも手作り・出来たての温泉まんじゅうは、ついつい手が伸びてしまうおいしさ。お店ごとのこだわりやクルミにそば、味噌味など種類も多く「どれをお土産にするか迷う!」という方に、バラ売りのお菓子が九つ入る「いとをかし箱(定価350円)」が人気。しぶざるくんがあしらわれた手提げの箱に、いろいろなお店のお菓子やお土産を詰めることができます。街をめぐって、あなただけの渋の思い出を作ってください。

温泉は元祖パワースポット。霊験あらたかな寺社巡り

古くから湯治場・宿場として栄えた渋温泉には由緒ある神社仏閣が多く、住民や旅人の参詣が絶えません。なかでも戦国時代の武将・武田信玄とゆかりが深く、龍神の不思議な伝説も残る「横湯山温泉寺」、病を癒す薬師如来がまつられ、九湯めぐりの満願を祈る渋高薬師は、温泉が人々の信仰と結びついた元祖パワースポットともいえそうです。温泉街の奥にある「御利益散歩道」を通って、心も元気になれる寺社巡りはいかが。