ホーム > 信州渋温泉の魅力|人の魅力

笑顔、ふれあい、語らいの街。「渋人」との出会いを楽しむ

湯治場や宿場町として全国の人が行き交った歴史のある渋温泉の住民は、気さくでおおらかな「渋人」気質の持ち主。訪れた人をあたたかく、旧知の仲のように迎えてくれます。街歩きの途中で「どちらから?」なんて会話をきっかけに、思わず話の花が咲くこともしばしば。老舗旅館のご隠居にして折り紙アートの達人、コーヒー一筋50年という喫茶店のママ、地元の民話を紙芝居に残す活動を続ける渋の「長老」など、ユニークな渋人との出会いもまた、旅を味わいあるものにしてくれるはずです。

静かなだけでは終われない。実はお祭り大好き渋温泉

渋の人はお祭りが好きです。神社の祭礼やどんど焼・道祖神など季節のお祭りに加え、石畳の温泉街で野点のお抹茶が楽しめる年2回のお茶会、歩行者天国にした温泉街に旅館や商店が昔懐かしい遊びや夕涼みの縁台を出す渋温泉夏祭りなど、旅人も住民も一緒に楽しめる手づくりのイベントが、毎月なにかしら行われています。「みんなで楽しいことをしたい、訪れる人にも楽しんでもらいたい」と渋の住民が力を合わせて運営しています。

ふるさとを守り、湯を守る。連綿と受け継がれる「お手馬」の精神

「お手馬(おてんま)」とは渋の方言で「自分たちのことは、自分たちの力で行う」こと。温泉を大切な資源として守り続けてきた、渋ならではの言葉です。渋の街で最も古くからある大湯の周辺には、由緒ある温泉と渋の街を守るために代々当主の名前を襲名して受け継ぐ宿があるほど。ふるさとを愛し、大切に思うからこそ、業者任せにせず、渋で生活する人々が総出で源泉や外湯の管理をし、街並を整え、道を季節の花で飾っているのです。